2009年02月19日
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25巻・宮崎のどか造反説

Written By: 川俣 晶連絡先

 25巻で気になるのは、やはり宮崎のどかの白い服です。

 ネギパーティーのアデアット状態のファッションにおいて、宮崎のどかの白い服完全に異質で浮いています。

 ちなみに、223時間目扉絵にいない夕映は23巻212時間目のアデアットで、麻帆良の制服の上に黒い帽子とローブを着用していて完全に黒ファッションです。

 これは以下のようにも解釈できます。

  • FF系の解釈で行けば非戦闘系は白魔道士の受け持ち範囲であるため、のどかは白である

 しかし、ラカンやフェイト、更にはナギも白であることを考えると、この解釈は素直に受け入れられません。

 そこから妄想を進めると、この物語には更にもう1枚の裏があるらしいことを踏まえて、ここにはもう1つの隠された対立軸があり、白黒はその対立軸に対する帰属を示す象徴的なシンボルであるとも解釈できます。

 とすれば、読心術士であるのどかは、他のネギパーティーのメンバーに先立って隠された真実を知ってしまい、その結果としてフェイト陣営に自ら身を投じる、という展開があっても良いのではないかと。大胆さにおいて最大級の能力を持つのどかであれば、それはあり得るような気がします。

 他にも、若干白陣営に関わりそうな候補達もいます。

 つまり、ネギの生徒達が2陣営に分かれて戦う展開が考えられます。

 しかし、これはよく考えれば意外でも何でもありません。

 というのは、既に学園祭編そのものが「ネギの生徒達が2陣営に分かれて戦う」物語そのものだったからです。

木乃香は白か黒か §

 223時間目扉絵を基準として考えるなら、更に木乃香も白です。しかし、この扉絵では、白であることが強調されないような描き方になっています。それゆえに、「白ではない」という気もします。

視線の問題 §

 223時間目扉絵では、のどか、刹那、ラカンは正面から目をそらせています。この3人は、ストレートに白陣営への移行が想定されたメンバーそのものです。はたして偶然?

 また、このレイアウトからは、のどがはアーティファクトでフェイトの心を読んでいる、とも解釈できます。これも上記の仮説と合致します。

その他 §

 25巻で他に気になるのは、明日菜がフェイトの部下2名に遭遇した後、何が起きたのか描かれていないことです。その後、明日菜はネギのいる場所に出現してしまいます。はたしてそこで何が起きたのか。いずれ明らかにされる伏線でしょうね。

とりあえず §

 これらの文章はいい加減な書き飛ばしだから信じてはいかんぞ!

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